さてさて、色々な整備の中で一番重要なこれVベルトの交換です。
まずは、こんな感じで左側のアンダー編のカウルを外します。
正直慣れてくれば、こんなに外さなくても出来ました。
カウルを外したら、プーリーカバー類を外します。
すべて8mmボルトです。Tレンチとか有ると作業が楽かもです。
私は、今回買うのを見送ったので通常のラチェにエクステンションバー付けてやりましたが
全然大丈夫です♪
写真はプーリーボックス内の空気を取り込む入口に有るフィルタですが触らない方が良いです・・・
交換する予定だったので良かったですが、古いのでボロボロになっちゃいました。
さてさて、プーリー側のナットは22mmです。写真のようにユニバーサルホルダ(1200円)で固定して
えいっ!!っと外します。案外緩かったです。
プーリーフェイスが外れた状態。22mmのナットを外すと全て抜くだけで外れます。
スプラインの溝だけ気を付ければ大丈夫♪
この状態だけでVベルトは交換可能だが、今回はクラッチシューやトルクカムの状態
も見たかったのでクラッチハウジング側も外します。右側に有るのがクラッチハウジングで
これもセンターに有る17mmのナットを緩めるとガバット引き抜けます。
外したプーリーを分解清掃、グリスアップをします。
写真に有るビス3本を外すと簡単にばらせます。
意外にも中はきれいでした、さすが上司!!乗り方が上手いんでしょうね♪
多少のベルトやら何やらのカスは有りましたけどね。
それを綺麗にパーツクリーナー等々できれいに磨きます。
清掃後組み立てた状態♪先日紹介した部品の一つスライドピースも新品に交換♪(3か所白いやつね)
続いてクラッチ側です。これはセンターの41mmの馬鹿デカイナットをどうにかします(笑)
私は、前回紹介した、打撃スパナを使って外しました。
かなり強めのスプリングが入っているのでただ単に外せば良いわけではないのがツボ・・・
写真を撮り忘れちゃいましたが、打撃スパナをセットしてクラッチ一式ごとしかっり持って
打撃スパナ部分を地面の叩きつけて外しました、案外簡単に緩みました。
後はスプリングがびよ~んってならないように足やら膝やら手やらで押えながら、ナットを緩めて
ナットが取れたらゆっくり力を抜かずに引き上げる感じです。
スプリングとクラッチシュー側を外した状態。
ここで、写真のようにマイナスドライバー等を差し込んでてこの原理でカップを外します。
こんな感じでとれます、結構かたい場合もあるかもです。
外すと中はこんな感じでグリスべっとりのトルクカム君お目見え(-。-)y-゜゜゜
トルクカムピンを抜く(ただハマってるだけなので引き抜くだけ)3か所
これがピン。これがちゃんと動かないとVベルトが切れたりするらしいです。
お陰さまで傷も無ければバリも無し変形も無し!!
こちらは、トルクカムピンがハマってた本体側。
この中にも軸用とベアリング用のグリスがたっぷり♪
上記各部分をクリーナーで古いグリスを除去して新しいグリスを入れる。
グリスは、前に購入編で紹介したリチウム系のグリスを使用しました。
理由はスズキの純正グリスがこれと一緒だからです。安くってたっぷりだからオススメ♪
次はVベルト、こちらは付いていた古いヤツ。使用限度が21.6mmなのでもう少し行けますね。
しかしながら39000kmまで無交換だった為、交換しました。
新品はこちら・・・あれたいして変わりませんね。。。
NTB大丈夫かな。。。星野設計さんもオススメしてるので信じましょう・・・
※星野設計とは千葉県松戸でスカブやら色々なオリジナルパーツを製造販売している会社の事。
スカブ乗りの中では聖地と言われ違う乗り物になっちゃうぐらい凄いプーリーを作っているらしい。
このプーリーに後日交換予定!!って今日交換しました(笑)
この記事は、後ほど。
続いてギアオイル、真ん中辺に有る13mmのボルト上側がゲージ用下側がドレン
下側を外してオイルを抜いて、上側から190ml入れれば終わり。
ポイントは前回購入編で紹介したオイラーを使わないといけないところかな。
で外した色々な物を元に戻していきます。
この際にクラッチハウジングを付ける前に手でクラッチ側のフェイスを広げてVベルトを押しこんでから
取り付けると楽です。その際に、インシュロック(結束バンド)等でベルトが出てこないように固定
しておくとさらに楽ちんです。写真参照。
後はプーリーにベルトを噛みこまないようにナットを締めれば完成。
クラッチハウジングナット締め付けトルク75N
フェクストドライブフェイスナット締め付けトルク95N
プーリーケースカバーやらカウルやらを戻して完成!
はじめてやったので昼から初めて夕方までかかっちゃった・・・けどこれで安心です♪